VPCピアリング(非推移性)難易度 高無料
3つの VPC(VPC-A、VPC-B、VPC-C)があり、VPC-A と VPC-B の間、および VPC-B と VPC-C の間にそれぞれ VPC ピアリング接続を確立し、各ルートテーブルにも相手 VPC の CIDR へのルートを正しく追加した。VPC-A と VPC-C の間にはピアリング接続を作成していない。
VPC-A のインスタンスから VPC-C のインスタンスへ ping を実行したところ到達できなかった。原因として最も適切なものを選べ。(単一選択)
- AVPC-B のルートテーブルに VPC-A および VPC-C 双方への CIDR ルートを追加していないことが原因であり、追加すれば VPC-B を経由して疎通する
- BVPC ピアリングは非推移的(non-transitive)であり、VPC-B を経由して VPC-A から VPC-C へ到達することはできない。到達させるには VPC-A と VPC-C の間に直接ピアリングを作成するか、Transit Gateway を利用する必要がある
- Cセキュリティグループのインバウンドルールで VPC-C 側の CIDR を許可していないことが原因である
- DVPC ピアリング接続は3つ以上の VPC を連結すると自動的に無効化される仕様のため、いずれか1本を削除する必要がある
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✓ 正解:BAI作成・独立検証済
解説
VPC ピアリング接続は推移性を持たない(non-transitive)。これが本問の核心。
- VPC-A ⇄ VPC-B のピアリングと VPC-B ⇄ VPC-C のピアリングが存在していても、VPC-B を経由して VPC-A から VPC-C へ通信することはできない。ピアリングはあくまでピアとなった2つの VPC 間だけの直接接続であり、片方の VPC を中継点(トランジット)として使うことは設計上サポートされない。
- VPC-A から VPC-C へ到達させるには、VPC-A と VPC-C の間に別途直接のピアリング接続を作成するか、あるいはTransit Gateway を導入して VPC-A・VPC-B・VPC-C を一括してアタッチし、ハブ&スポーク型で推移的なルーティングを実現する必要がある。
- Aルートを追加しても解決しない。VPC ピアリングは非推移的であり、VPC-B を中継地点として使う設計はサポートされていない。
- Cセキュリティグループの設定を仮に正しくしても、そもそもネットワーク経路(ルーティング)がピアリングの非推移性により存在しないため到達できない。原因の切り分けとして本質的でない。
- Dそのような自動無効化の仕様はない。複数のピアリング接続を個別に持つこと自体は問題なく、単に推移的なルーティングがサポートされていないだけである。
ひっかけ: 「ルートテーブルの設定漏れ」だと決めつけて設定を疑う方向(A・C)に引っ張られやすいが、本問はルート設定の問題ではなくピアリングの非推移性という仕様上の制約が原因。設定を足しても解決しない点が重要(VPC-B のルートテーブルに VPC-A・VPC-C 双方の CIDR ルートを足しても、VPC-B が中継してくれるわけではない)。
AIが作成し、独立した検証を経た解説です(有資格者による監修は経ていません)