Transit Gateway難易度 標準無料
ある企業は同一リージョン内に10個の VPC を運用しており、すべての VPC 間で相互に通信できるフルメッシュ接続が必要になった。現在は VPC ピアリングで個別に接続を管理しているが、VPC の数が増えるたびにピアリング接続数が急増し、ルートテーブルの管理が煩雑になっている(10 VPC のフルメッシュには最大45本のピアリング接続が必要)。
今後さらに VPC が増えることを見込み、管理コストを抑えつつスケーラブルに VPC 間接続を実現する設計として最も適切なものを選べ。(単一選択)
- A各 VPC をTransit Gateway にアタッチし、フルメッシュのピアリングをやめてハブ&スポーク型の接続に置き換える。VPC が増えても必要なアタッチメント数は VPC 数分で済み、推移的なルーティングも可能になる
- B10個の VPC すべての組み合わせでピアリング接続を漏れなく作成し、各ルートテーブルを手作業で最新に保つ運用を徹底する
- Cすべての VPC を1つの巨大な VPC に統合し、サブネットで分割して管理する
- D各 VPC 間に Site-to-Site VPN 接続を張り、VPN で相互接続する
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解説
多数の VPC(およびオンプレミス拠点)を相互接続する場合、Transit Gateway を使ったハブ&スポーク型設計が最もスケーラブルである。
- 各 VPC を Transit Gateway にアタッチメントとして接続し、Transit Gateway 1つを中心(ハブ)に据える構成へ変更する。VPC の数が n 個でも、必要な接続(アタッチメント)は n 本で済み、VPC ピアリングのフルメッシュ(最大 n(n-1)/2 本)のような組み合わせ爆発が起きない。
- Transit Gateway は推移的なルーティングをサポートする(VPC ピアリングとの決定的な違い)。VPC-A と VPC-B がそれぞれ Transit Gateway にアタッチされていれば、Transit Gateway 経由で相互に通信できる。
- Transit Gateway ルートテーブルを使えば、VPC ごとにルーティングを個別制御し、必要に応じてセグメント化(例:本番と開発を分離)することも可能。
- BVPC 数が増えるほど必要なピアリング数が組み合わせ的(n(n-1)/2)に増大し、運用負荷・ミスのリスクが跳ね上がる。今後の拡張を見込む要件に対してスケールしない。
- C既存の VPC 群を1つに統合するのは大規模な再設計・移行を伴い、CIDR 設計のやり直しやアカウント境界の見直しなど現実的でないコストがかかる。VPC 間接続の課題に対する直接的な解決策ではない。
- DSite-to-Site VPN は主にオンプレミスと VPC の接続に使う機能であり、多数の VPC 間の恒久的な高速相互接続には Transit Gateway の方が適し、VPN はインターネット経由となり帯域・レイテンシ面でも劣る。
ひっかけ: 「VPC ピアリングをさらに増やして頑張って管理する」方向に倒すのは規模が大きくなるほど非現実的(管理面・ルートテーブル上限の面)。本数のスケール(n vs n(n-1)/2)と推移的ルーティングの可否が Transit Gateway を選ぶ決め手であることを押さえる。
AIが作成し、独立した検証を経た解説です(有資格者による監修は経ていません)