ダッシュボード(クロスアカウント/クロスリージョン監視)難易度 高無料
ある企業は、複数のAWSアカウント(各事業部が個別アカウントを保有)・複数リージョンにまたがってワークロードを運用している。運用チームは、これら全アカウント・全リージョンのCloudWatchメトリクスを1つのCloudWatchダッシュボードにまとめ、単一のペインで横断的に監視したい。各アカウントに個別にログインしてダッシュボードを見比べる運用は避けたい。最も適切な設計を選べ。(単一選択)
- A各事業部アカウントをソースアカウントとしてOam Linkを作成し、集約先アカウントをモニタリングアカウントに設定する。モニタリングアカウントのCloudWatchコンソールから、リンクされた全アカウント・複数リージョンのメトリクスを1つのダッシュボードにまとめて表示する
- B各アカウントのIAMユーザーに
AdministratorAccessを付与した共有ログイン情報を作成し、1台のブラウザで複数タブを開いて各アカウントのダッシュボードを並べて見る - C各アカウントのCloudWatchメトリクスをAmazon S3へ定期的にエクスポートし、モニタリング用アカウントでS3上のファイルを人手で集計してExcelでグラフ化する
- D各アカウントで同一のカスタムメトリクス名前空間を使うように統一し、それだけで自動的に他アカウントのメトリクスが1つのアカウントのダッシュボードに集約表示されるようにする
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解説
複数アカウント・複数リージョンにまたがるメトリクスを1つのダッシュボードへ集約するには、 CloudWatchのクロスアカウント・クロスリージョン監視機能(Observability Access Manager/Oam)を使う。
- 各事業部のアカウントを「ソースアカウント(monitoring source account)」として、 メトリクス・ログ・トレースの共有を許可するリンク(Oam Link)を作成する。
- 集約先のアカウントを「モニタリングアカウント(monitoring account)」として設定し、 そのアカウントのCloudWatchコンソールから、リンクされた全ソースアカウントのメトリクスをまたいでダッシュボード・アラームを作成できる。
- この仕組みにより、各アカウントへ個別にスイッチロールしてログインし直す必要なく、単一のモニタリングアカウントの単一ダッシュボードで 全社横断の監視が可能になる。リージョンについても、ダッシュボードのウィジェットごとにリージョンを指定できるため、複数リージョンのメトリクスを1画面に混在させられる。
- B共有の管理者権限ログイン情報は最小権限・監査性の観点で不適切。また「1つのダッシュボード」という要件も満たさず、複数タブの手運用に留まる。
- Cリアルタイム性を欠き、手作業の集計・可視化コストが高い。CloudWatchのクロスアカウント監視機能を使えばリアルタイムに統合ダッシュボードが得られる。
- D名前空間を揃えるだけではアカウント境界を越えたデータ共有にはならない。クロスアカウントでメトリクスを共有するには明示的なOamのリンク設定が必要。
ひっかけ: 「各アカウントのCloudWatchダッシュボードをスクリーンショットして1つのWikiページに貼り付ける」ような手運用(誤答)は
リアルタイム性が無く自動化もされていない。クロスアカウント監視はOam(旧CloudWatch cross-account observability)による正式な集約機能を使うのが定石。
AIが作成し、独立した検証を経た解説です(有資格者による監修は経ていません)