1Z0-083 対応
マルチテナント(アプリケーションコンテナ)難易度 高無料

アプリケーションコンテナのアプリケーションルート(APPROOT)で、共通の表構造を持つアプリケーション HR_APP をバージョン 2.0 へアップグレードした。アプリケーション PDB は HRPDB1・HRPDB2 の2つがある。

-- アプリケーションルート APPROOT に接続して実行
SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE APPLICATION hr_app
  2    BEGIN UPGRADE '1.0' TO '2.0';

SQL>  ... (新しい共通表 / 列 / シードデータの定義を実行) ...

SQL> ALTER PLUGGABLE DATABASE APPLICATION hr_app END UPGRADE;
Pluggable database altered.

この END UPGRADE 完了後、各アプリケーション PDB(HRPDB1 / HRPDB2)でアプリケーションの変更を反映させるために必要な操作として、最も適切なものを選べ。(単一選択)

  1. Aアプリケーションルートでアップグレードを完了した時点で、すべてのアプリケーション PDB に変更は自動的に反映されているため、追加操作は不要
  2. B各アプリケーション PDB に接続し、ALTER PLUGGABLE DATABASE APPLICATION hr_app SYNC; を実行する
  3. C各アプリケーション PDB を CLOSE → OPEN し直せば、再オープン時に自動で同期される
  4. Dアプリケーションルートで ALTER PLUGGABLE DATABASE APPLICATION hr_app SYNC ALL PDBS; を1回実行すれば、全アプリケーション PDB が一括同期される
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✓ 正解:B✓有資格者監修

解説

アプリケーションコンテナでは、アプリケーションルートでアプリケーションのインストール/アップグレード/パッチを行い(BEGIN INSTALL/UPGRADE/PATCH 〜 END ... で囲む)、 その変更は各アプリケーション PDB で明示的に「同期(SYNC)」して初めて適用される。

同期は各アプリケーション PDB に接続して ALTER PLUGGABLE DATABASE APPLICATION hr_app SYNC; を実行する。 これによりその PDB が、ルートに記録されたアプリケーションの最新バージョン(ここでは 2.0)まで共通オブジェクト定義・シードデータを取り込む。

言い換えると、ルートでの END UPGRADE は「ルート側の正本を更新した」だけであり、各 PDB は SYNC するまで旧バージョンのまま動き続ける(段階的ロールアウトが可能)。

各誤答が違う理由
  • A自動反映されない。ルートのアップグレードと各 PDB への適用は分離されており、SYNC が必須。
  • CCLOSE/OPEN では同期されない。再オープンはアプリケーションの同期トリガーにはならない(必要なのは APPLICATION ... SYNC)。
  • DSYNC ALL PDBS のような「ルートから全 PDB を一括同期する」構文は標準の同期手段ではない。同期は各アプリケーション PDB 側で APPLICATION ... SYNC を実行するのが基本(コンテナ全体へ文を送る CONTAINERS/一括実行は別概念で、本問の正規解ではない)。
ひっかけ: 「ルートで終われば全 PDB に行き渡る(A)」という中央集権の思い込み。実際はルートで定義 → 各 PDB で SYNC して適用の二段構え。 これにより PDB ごとにアップグレード適用のタイミングをずらせる(=可用性管理)。SYNC を実行する場所が「ルート」か「各 PDB」かの取り違え(B vs D)も狙い。
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  3. 誤答の選択肢それぞれに、なぜ誤りなのかの理由を書いています。
  4. 誤りを見つけたら報告できます。原則として無償で訂正・削除します。
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