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Gold 保有者 監修1Z0-083 対応
RMAN(増分更新イメージコピー)難易度 高無料

高速リカバリ(リストア時間最小化)を狙い、次の RUN ブロックを毎日1回実行する「増分更新イメージコピー(incrementally updated backup)」戦略を組んだ。

RUN {
  RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG 'inc_upd';
  BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG 'inc_upd' DATABASE;
}

この戦略の説明として最も適切なものを選べ。(単一選択)

  1. ARECOVER COPY OF DATABASE が、前回までに取得したレベル1 増分をイメージコピーに適用してロールフォワードし、コピーを最新に近い状態に保つ。リカバリ時はこの最新のイメージコピーへ SWITCH/リストアして少量の REDO だけ適用すればよく、リストアが速い
  2. B毎回フルのイメージコピーを取り直すので、ストレージ使用量は日々倍増していく
  3. CRECOVER COPY OF DATABASE は本番データベースをロールフォワードする(本番に増分を適用する)操作であり、本番が変更される
  4. Dこの構成では増分バックアップしか作られず、ベースとなるイメージコピーは決して作られないため、単独ではリストアできない
正解・解説・誤答理由・ひっかけを見る▼ open
✓ 正解:AGold監修

解説

「増分更新イメージコピー」は、1本のイメージコピーを増分で“育てて”最新に保つ定番戦略である。2つのコマンドが対になっている。

  • BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 FOR RECOVER OF COPY WITH TAG 'inc_upd' DATABASE;
    … タグ inc_updイメージコピーを更新するためのレベル1 増分を取得する。
  • RECOVER COPY OF DATABASE WITH TAG 'inc_upd';
    … 取得済みのレベル1 増分をイメージコピー(バックアップ側)に適用してロールフォワードし、コピーをより新しい時点へ進める。本番データベースは一切変更しない(適用先はあくまでバックアップのコピー)。

結果として、常に「ほぼ最新のフル相当イメージコピー」が手元にある状態を維持できる。障害時は そのイメージコピーへ SWITCH(コピーをそのまま現用ファイルにする)か、リストアして少量のアーカイブ REDO を適用するだけで済むため、リストア/リカバリが高速になる。毎日フルバックアップを取り直すコストも避けられる。

なお初回実行時は適用すべき増分もイメージコピーもまだ無いため、RECOVER COPY は実質何もせず、BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 ...ベースとなるレベル0 のイメージコピーを生成する(以後の実行で増分が積まれ、ロールフォワードが効き始める)。

各誤答が違う理由
  • B毎回フルを取り直すのではなく、1本のコピーを増分で更新する戦略。ストレージは倍増しない(むしろ抑制される)。
  • CRECOVER COPY OF DATABASE がロールフォワードするのはバックアップのイメージコピーであって、本番データベースではない。本番は変更されない。
  • D初回にベースのイメージコピー(レベル0 相当)が生成されるため、「ベースが決して作られない」は誤り。単独でリストア可能。
ひっかけ: RECOVER COPY OF DATABASE の「誰をロールフォワードするのか」の取り違え(C)。適用先はバックアップのコピーであり本番ではない。 また「増分戦略だからベースのフルが無い(D)」という誤解。初回にベース(レベル0 コピー)が作られる。
⚠️ この問題は版・既定値などで取り違えやすい論点を含みます(要確認タグ)。
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