RMAN(増分バックアップ種別)難易度 高無料
あるデータベースで、日曜にレベル0、その後 月〜土に毎日 RMAN で次のコマンドを実行している。
RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 DATABASE;
(CUMULATIVE は指定していない。ブロック変更トラッキングの有無は問わない。)金曜のこのバックアップが対象とするブロックの説明として正しいものを選べ。
- A直近のレベル0(日曜)以降に変更された全ブロック
- B直近のレベル0 または レベル1 のうち最も新しいバックアップ(=木曜のレベル1)以降に変更されたブロック
- Cデータベース全体の全ブロック(レベル1 は実質フルバックアップ)
- D前回のレベル1(木曜)以降かつレベル0 より前に変更されたブロックのみ
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✓ 正解:B✓Gold監修
解説
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 は、CUMULATIVE を付けない場合差分(DIFFERENTIAL)が既定である。
- 差分(DIFFERENTIAL・既定): 直近のレベル0 またはレベル1 のいずれか最も新しいバックアップ以降に変更されたブロックをバックアップする。本問では木曜のレベル1 以降の変更分。
- 累積(CUMULATIVE): 直近のレベル0以降に変更されたブロックをバックアップする(途中のレベル1 は無視)。リストアは速いがバックアップは大きくなる。
つまり「差分はバックアップが小さくリストアが遅い/累積はバックアップが大きくリストアが速い」というトレードオフ。金曜の差分レベル1 は、最新のレベル1(木曜)以降の変更ブロックだけを取る。
- Aそれは
CUMULATIVE(累積)の説明。本問はCUMULATIVE未指定=差分なので、基準はレベル0 ではなく直近のレベル1。 - Cレベル1 はフルバックアップではない。変更ブロックのみを取る。フル相当はレベル0。
- D「レベル0 より前」という限定は誤り。差分は単純に「直近の親バックアップ(L0/L1 のうち新しい方)以降の変更分」。
ひっかけ: 差分(DIFFERENTIAL)と累積(CUMULATIVE)の基準点の取り違え。
既定は差分(=直近の L0 または L1 が基準)であって、レベル0 基準は累積。
「レベル1=必ずフル直後からの全変更」と誤解しやすい。
✓Gold 保有者による書き下ろし解説・実機で検証済