性能診断(AWR / STATISTICS_LEVEL)難易度 標準無料
AWR(Automatic Workload Repository)の自動スナップショットが取得されなくなった。調査すると初期化パラメータが次のようになっていた。
SQL> SHOW PARAMETER statistics_level NAME TYPE VALUE ----------------- ------- ------- statistics_level string BASIC
この設定と AWR の関係として正しいものを選べ。(単一選択)
- A
STATISTICS_LEVEL=BASICは AWR の自動スナップショット採取を無効化する。TYPICAL以上に戻す必要がある - B
STATISTICS_LEVELは AWR と無関係。スナップショットが採れないのは別原因である - C
BASICはむしろ詳細統計を増やす設定で、AWR は正常に動作するはず - DAWR を動かすには
STATISTICS_LEVEL=ALLが必須で、TYPICALでは不足する
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✓ 正解:A✓Gold監修
解説
AWR の自動スナップショット採取は STATISTICS_LEVEL に依存する。値は3段階:
BASIC: 自動統計収集機能の大半(AWR 自動スナップショット、ADDM、各種アドバイザ等)を無効化する。手動でスナップショットは取れても自動採取は止まる。TYPICAL(既定): 一般的に必要な統計を収集。AWR は正常動作。通常はこれを使う。ALL:TYPICALに加え OS 統計・実行計画の行ソース統計など追加情報も収集(オーバーヘッド増)。
したがって BASIC のままだと自動 AWR スナップショットが採取されない。TYPICAL(または ALL)へ戻せばよい。
- B
STATISTICS_LEVELは AWR/ADDM の前提パラメータであり、無関係ではない。 - C
BASICは「詳細を増やす」のではなく自動統計を止める設定。説明が逆。 - DAWR は
TYPICALで十分動作する。ALLは必須ではない(むしろ常用は過剰)。
ひっかけ:
BASIC を「軽い・無害」と捉えるが、実際は自動診断基盤を止める強い副作用がある。
また「より詳しく診断したいなら ALL が必要(D)」という過剰要求の誤り。AWR 自体は TYPICAL で足りる。⚠️ この問題は版・既定値などで取り違えやすい論点を含みます(要確認タグ)。
✓Gold 保有者による書き下ろし解説・実機で検証済