一元課金(Consolidated Billing)難易度 高無料
ある企業のOrganizationsには、開発用・本番用・分析用の3アカウントがある。本番アカウントでのみ購入したCompute Savings Planと、開発アカウントでのみ購入したEC2リザーブドインスタンス(RI)の割引について、コスト管理チームから「他のアカウントの対象インスタンス利用にも自動的に割引を適用してコストを最適化したい」という要望が出た。この要件に関する説明として最も適切なものを選べ。(単一選択)
- AOrganizationsで一元請求が有効な組織では、RIとSavings Plansの割引はデフォルトで組織内の全アカウントに共有される。特定アカウントを共有対象から外したい場合は管理アカウントの請求設定で個別に無効化できる
- BRIとSavings Plansの割引は、購入を行ったアカウント内でのみ適用され、他のメンバーアカウントの利用には一切適用されない
- C割引を他アカウントに共有するには、各アカウントに個別のIAMポリシーで
billing:ShareDiscountのようなアクションを明示的に許可する必要がある - DRIの共有はアベイラビリティゾーン指定の有無に関わらず常に組織内で共有されるが、Savings Plansは共有の対象外である
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解説
AWS Organizationsの一元請求(Consolidated Billing)を有効化すると、デフォルトで Savings PlansおよびRIの割引共有(sharing)が組織内の全メンバーアカウントに対して有効になる。
- これにより、本番アカウントで購入したSavings Planの割引は、対象インスタンスファミリー/リージョンが一致すれば 開発アカウントや分析アカウントの利用分にも自動的に適用される(購入アカウントに閉じない)。
- RIについても同様で、アベイラビリティゾーン指定なしのRI(リージョナルRI)だけでなく、AZを指定したRI(ゾーンRI)も 組織内の他アカウントへの割引共有の対象となる。ただしゾーンRIの割引が適用されるのは購入時に指定したAZと一致する 使用量に限られる点がリージョナルRI(AZを問わず一致すれば適用)と異なる。いずれにせよ「他アカウントに一切共有されない」 わけではなく、購入者以外のアカウントでの未使用リスクを減らせる。
- この共有はデフォルトで有効だが、特定アカウントを共有対象から外したい場合は管理アカウントの「請求設定」でRI/Savings Plans共有を アカウント単位で無効化することもできる(例:他アカウントには使わせたくない専用購入がある場合)。
したがって、追加のコード実装や個別購入の付け替えを行わずとも、一元請求が有効な組織であれば標準機能として自動的に割引が共有される。
- B誤り。一元請求配下ではデフォルトで組織内共有が有効になっており、購入アカウントに閉じない。
- CそのようなIAMアクションによる共有設定は不要。割引共有は請求設定(Billing Preferences)のレベルで制御される機能であり、IAMポリシーで個別許可する仕組みではない。
- D後半が誤り。Savings PlansもRIと同様にデフォルトで組織内共有の対象である(共有対象外ではない)。なお前半の「RIの共有はAZ指定の有無に関わらず常に組織内で共有される」自体は正しい説明であり、AZ指定(ゾーンRI)のRIも組織内の他アカウントへの共有対象となる(ただし割引が適用されるのは購入時に指定したAZと一致する使用量に限られる)。
ひっかけ: 「割引は購入したアカウントでしか使えない(B)」という誤解が典型的なひっかけ。一元請求+Organizations配下では
デフォルトで割引が組織内共有されることを理解しているかが問われる。ただし「明示的に共有を無効化しているアカウントには適用されない」
という例外条件も併せて押さえる。
公式ドキュメント・関連AWS Billing User Guide ― Reserved Instance sharing↗AWS Billing User Guide ― Turning off Savings Plans discount sharing↗
AIが作成し、独立した検証を経た解説です(有資格者による監修は経ていません)