AI作成・独立検証済(有資格者監修なし)SAP-C02 対応
一元ログ(Log Archiveアカウント設計)難易度 高無料

組織のログ専用アカウント(Log Archive)に、全アカウントのCloudTrailログ・Config記録・VPC Flow Logsを集約している。監査部門から「万一Log Archiveアカウントの管理者権限が攻撃者に奪取されても、既に格納済みの過去ログは一切削除・改ざんできないようにしたい」という要件が追加された。これを満たす設計として最も適切なものを選べ。(単一選択)

  1. Aログ格納先S3バケットのバケットポリシーに、あらゆるプリンシパルからの s3:DeleteObject/s3:PutObject(上書き)を拒否するDenyステートメントを追加する
  2. Bログ格納先S3バケットでバージョニングを有効化した上でS3 Object Lockをコンプライアンスモードで有効化し、指定した保持期間中はルート/管理者を含め誰もオブジェクトの削除・上書き・保持期間短縮ができないようにする
  3. CCloudTrailログの保存先をS3からCloudWatch Logsのみに変更し、ログの改ざん耐性を高める
  4. DLog ArchiveアカウントのルートユーザーにMFAを必須化し、IAMユーザーのパスワードポリシーを強化する
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解説

「アカウント管理者権限を奪取されても既存ログを改ざん・削除できない」という要件は、S3のバケットポリシーやIAM権限だけでは満たせない (管理者権限があればIAMポリシー自体やバケットポリシー自体を変更できてしまうため)。この場合に有効なのがS3 Object Lockコンプライアンスモード)である。

  • S3 Object Lockをコンプライアンスモードで有効化すると、指定した保持期間中は、そのバケットのルート/管理者を含め いかなるユーザーもオブジェクトの削除・上書きができなくなる(保持期間の短縮や設定解除もできない)。
  • これはIAMポリシーの上位に位置するストレージレイヤーでの技術的強制(technical enforcement)であり、 「IAM権限を奪われても」という前提のシナリオに対して唯一有効な防御である。
  • Object Lockを有効にするにはバケットのバージョニングが必須である。バケット作成時に有効化できるほか、 2023年11月以降は既存バケットに対しても有効化できる(いずれもバージョニングの有効化が前提)。
各誤答が違う理由
  • A管理者権限を奪取されるシナリオでは、攻撃者がそのバケットポリシー自体を書き換えてDenyを解除できてしまい防御にならない。
  • CCloudWatch LogsもIAM権限で削除・変更操作が可能であり、それ自体がObject Lockのような技術的な削除不能性を提供するわけではない。保存先の変更だけでは要件を満たさない。
  • D認証強化は侵入自体のリスクを下げる有効な対策だが、「万一管理者権限を奪取された場合」という前提のシナリオには対応しておらず、奪取後の改ざん防止にはならない。
ひっかけ: 「バケットポリシーで s3:DeleteObject をDenyしておけば十分(誤答の1つ)」という発想が典型的な誤り。 管理者権限を奪取されるシナリオでは、バケットポリシー自体も攻撃者に書き換えられてしまうため防御にならない。 IAMやポリシーより下のレイヤー(ストレージ自体のロック機構)で技術的に強制することがProfessionalレベルで問われる急所。
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