AI作成・独立検証済(有資格者監修なし)SAP-C02 対応
AWS Organizations / SCP条件キー活用難易度 高無料

組織のセキュリティチームは、クロスアカウントでロールを引き受けて作業する運用者について、「誰が実際にそのロールを使って操作したか」をCloudTrailログ上で個人単位まで追跡できるようにしたい。現状はロール名(例:BreakGlassAdminRole)でしかログに残らず、複数人が同じロールを使い回すと個人特定ができない。この要件を満たす設計として最も適切なものを選べ。(単一選択)

  1. Asts:AssumeRole呼び出し時にSourceIdentityパラメータへ個人識別子を設定させ、それ以降のすべてのAPI呼び出しのCloudTrailログに引き継がれるようにする。SCPでSourceIdentity未設定のAssumeRoleを拒否するガードレールも併用する
  2. BCloudTrailのデフォルトログに記録されるassumedRoleUserのロール名だけで、個人ごとの操作を十分に特定できるため追加設定は不要である
  3. C運用者ごとに個別のIAMユーザーを作成し、共有ロールの使用自体を廃止して、各自のIAMユーザーの認証情報を直接使わせる
  4. Dロールのセッション名(RoleSessionName)にランダムなUUIDを設定し、UUIDと申請書を突き合わせて事後に個人を特定する運用にする
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解説

複数人で共有するIAMロールを使う場合、CloudTrailのデフォルトのログには引き受けたロール名(assumedRoleUser)は残るが、 「元々誰がそのロールを引き受けたか」という個人識別情報は残らないのが課題になる。この課題を解決するのが STSのSourceIdentity機能である。

  • sts:AssumeRole 呼び出し時に SourceIdentity パラメータ(例:社員のログインIDやメールアドレス)を渡すと、 ロールを引き受けた後のすべてのAPI呼び出しのCloudTrailログに、このSourceIdentityの値が記録され続ける (ロールの多段引き受け=ロールチェイニングをしても伝播する)。
  • これにより、複数人が同じ共有ロールを使っていても、個々のAPI呼び出しがどの個人に紐づくかをログから特定できる。
  • ロールの信頼ポリシーで sts:SetSourceIdentity アクションを許可しておく必要があり、 かつSCP等でSourceIdentityが設定されていないAssumeRoleを拒否する」ようなガードレールを組み合わせることで、 設定漏れによる追跡不能な引き受けを防止できる。
各誤答が違う理由
  • B誤り。assumedRoleUserはロール(セッション名含む)の情報にとどまり、共有ロールを使い回す場合は個人まで一意に特定できない。SourceIdentityの明示設定が必要。
  • C一時的な共有ロール運用(Break-glass的な特権昇格)を廃止すると、最小権限・監査・ローテーションの観点でのメリットが失われる可能性があり、要件(個人追跡の実現)に対しては過剰かつ別の運用課題を生む。
  • DランダムなUUIDは申請書との突合という手動プロセスに依存し自動化されず、また改ざん・偽装のリスクもある。AWSネイティブに個人識別情報をログへ伝播させるSourceIdentityの方が堅牢。
ひっかけ: 「CloudTrailのデフォルトログだけで個人特定は十分できる(誤答の1つ)」という誤解に注意。 共有ロールのユースケースではSourceIdentityを明示的に設定しない限り、個人までは追跡できない (ロール名は記録されるが、それを引き受けた「元の人物」の情報は別途伝播させる必要がある)。
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